2012年コンサートお楽しみ頂けましたか
ベトナム民族アンサンブルコンサート会場にご来場頂きました皆さん大変ありがとうございました。
ホーチミン市の国立ボンセンシアターのメンバーによる踊りと演奏などのベトナム民族音楽や舞踊の他、今回は、べトナムでは知らない人がいないほど著名な音楽家で、詞もすべて自分で書き下ろしており、さしずめ吟遊詩人のような存在でもある、「ベトナムの魂」と言われる「チンコンソンの世界」という特別プログラムが加えられていました。チンコンソンは日本では馴染みのある音楽家で、「美しい昔」という日本語の曲名が付いている曲は、今、天童よしみさんがカバーされて長く歌い継がれています。また、1970年代に青春時代を過ごした方にはフォークシンガーの高石友也さんやカルメンマキ、森山良子さんらが「坊や大きくならないで」という曲も懐かしく聴くことができたのではないかと思います。
私たち実行委員会の力不足から充分な告知が行き届かなかった面もあり、残念ながら、もう少し多くの皆さんにご来場頂きたかったのにと反省しているところです。
しかし、ご来場頂いた皆さんの感想としては、口々に「良かった。」とのお声をたくさん頂きました。初めての方にも、満足して頂き、今までにご覧になった方からも「今までで一番良かった」などの感想に実行委員会の一人として感謝いたしております。
その結果として、顕著だったのが、コンサート終了後に展示販売コーナーのCDやDVDのほとんどが一気に完売しました。もう一度じっくり聞き直してみたいということの現れだったのではないでしょうか。
会場では、ベトナム戦争枯れ葉剤被害のパネル展にも見入っておられる方もたくさんいらっしゃいましたし、被害者支援の展示即売や支援カンパにも多くの方がご協力頂きました。このコンサートツアーが終わったら12月にはベトナムに支援金が届けられることになっていますので、併せてご報告させて頂きます。
いずれにしましても、このコンサートの成功に向けてご協力頂きました全ての皆さんに感謝いたします。ありかどうございました。
2008年コンサートの記録
今年は、日本ベトナム外交関係樹立35周年記念という年でもありますが、1996年度から取り組まれていますベトナム「枯れ葉剤被害児童リハビリ施設支援プロジェクト」チャリティーとしてベトナム「枯れ葉剤被害者訴訟支援」国際キャンペーンの一環で民族アンサンブルを迎え、県立美術館ホールでコンサートを開催する準備を進めてきました。
開催日は10月14日と間近に控え、ポスター・チケット・チラシができあがり、実行委員会ではフル回転で宣伝とチケット販売に取り組まなければなりません。このホームページをご覧の皆さんのご協力と口コミでの宣伝をお願いします。高新プレイガイドでも取り扱って頂く予定です。
今回のコンサートでは、長い問ベトナム民衆の中に伝承されて来た民族楽器の音色が存分に披露されます。素朴でどこかで触れたような温かい気持ちにさせる楽器類はきっと満足させてくれるものと思います。
近年、日本とベトナムとの関係は、特に経済分野での往来を通じて極めて緊密になり、また、この数年間に多数の日本企業がベトナムに進出し関心が高まっています。しかしそうした躍進する姿の一方、ベトナム戦争の深刻な後遺症にはあまり目を向けられていないのが現状です。両親が被災した子どもへの後遺障害、遺伝子障害など子孫への影響は予測不可能なほどです.。ベトナム戦争中、猛毒で発癌性の強いダイオキシンが大量に含まれる「枯れ葉剤爆弾」の影響範囲は南ベトナムの4分の1に当たる2万3360平方キロと言われています。
このコンサートで集められた支援金は、ベトナム側が必要としている重点の省のリハビリ医療・治療器具購入費として届けられてきました。また、2000年度からリハビリ施設建設ブロジェクトがタイビン省でスタートし、2004年2月には開所式が行われ、障害者の自立支援として技術訓練施設も2006年10月に開所させ、コンサート収益金はこれらの支援活動の一部としても活用されています。
そんな意義あるコンサートに是非ご協力をお願いします。